2012年12月13日

國吉和夫写真集 STAND! 刊行記念パーティのお知らせ

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國吉和夫写真集「STAND!」刊行記念パーティ
日時……2012年12月20日(木)午後7時〜
場所……琉球新報社 中部支社 3Fホール(沖縄市仲宗根町25-6 TEL 098-934-6500)
会費……3,000円  ※國吉和夫 STAND! を1冊差し上げます
◎軽食とお酒・ソフトドリンクなどを用意しています。どなたでも参加OKの気軽なパーティです。
お問い合わせ=タイラ TEL 090-7441-1352

STAND刊行パーティ案内状.pdf



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2012年12月11日

STAND! 國吉和夫写真集(聞き書き・知念ウシ)

写真とクトゥバで語る
「キャメラマン クニシ・カゾー」の
自伝的ウチナー写真集。


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忘れられないあの日、1970年12月20日。コザ暴動の現場を撮ったことが、ひとりの青年の写真人生を決めた。沖縄ジャーナリズムの第一線で活躍してきたカメラマン・國吉和夫のフィルムに焼きついた1968年から2012年現在までの米軍と民衆の姿。人びとの暮らしの場を侵食し続ける軍事基地、日米安保のもと沖縄に基地を押し付け続ける日本。だが、沖縄の民衆はたくましく生きている。いのちを脅かすものに対する怒り、抵抗。今なお続く抑圧に負けることなくウチナーンチュは立ち続けてきた――STAND!その事実と記憶を伝える現在進行形のドキュメンタリー。全189点のモノクロ写真と、知念ウシによる聞き書きを収録。

著者 國吉和夫
聞き書き 知念ウシ
2012年12月20日発行
編集・発行=photogenic person's peace
定価 2500円
B5 312ページ
ISBNコードなし
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LP#21 最終号 タイラジュン「自分事」 松本太郎「Yナンバー」

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表紙写真/タイラジュン

シリーズ「復帰40 年」を問う
インタビュー◎写真家の想いを聴く 國吉和夫 (聞き手=タイラジュン・豊里友行・伊波一志)

対談◎小橋川共男×比嘉豊光

〈写真〉
○タイラジュン 自分事
○松本太郎 Yナンバー
○伊波一志 母の奄美

〈銅版画〉
○石垣克子 コルクの歌

〈漫画〉
○松本森男 津田に住む

〈文〉
○松本太郎 批評的でないものは写真ではない タイラジュンへの手紙


《終刊のことば》
 今号をもって写真雑誌LPは最終号といたします。自分たちの写真発表の場だけではなく、写真をめぐる議論の場が必要だという思いで編集し発行を続けてきましたが、ふりかえってみてそれは決して十分になしえなかったことを認めなければなりません。自分の力不足を痛感しています。実に僕は甘かった。写真だけに限らず、人間の社会活動全般がマーケティングの言葉で語られている今、言葉を深めつつ思索的であることより、思考も言動も反射的・PR的である人間像に付和雷同する人が多くなりゆく現状を、実に甘く見ていた。写真家もまた、己の顧客に価値を提供することに忙しくするばかりでは、大切なことを考えないで済むような仕組みに与していくのも当然の成り行きといえばそれまでかもしれません。いや問題は「考えていない」ことではなく、「考えている」と過信する嘘っぱちにあるのでしょう。――かくも退廃的な今こそあらためて、写真のあり方についても問い直す必要を孤独のうちに感じています。
 「戦前」とは実際に戦争があった後にそういえる時代のことですが、戦争が起こるまでほとんどの人たちは己の日常に何ら疑いも抱かずに過ごし、その中でものを考え感じるものです。人とはそういうものだとはいえ、もう後戻りができないところまできてようやく何が起きたのかに気が付く愚かさを幾度思い知ればいいのでしょう。これが戦争、あれが戦前だった、戦争の前触れはあのように私たちの「目の前」で起きていたのだ、と回想したところで取り返しはつかず、国家に死を突きつけられる――ごく当たり前だと思い込まれている常識的で自明なことの中に、うっすら含まれている不明を直視せずに放置した結果、問題はムクムクと肥大化し、皮肉なことに人びとが望んだ帰結として人びとを「窒息死」させたのです。僕はこれからの子らをそのように死なせたくない。目の前のなんでもない出来事に異臭を感じれば、やはり目を見開くべきなのです。たとえそれが当たり前のことだとしても、当たり前だと決め付けている自分の前提をまずは考えてみるべきなのです。
 「人は現実のすべてが見えるわけではなく、多くの人は見たいと思う現実しか見ない」というカエサルの言葉を持ち出すまでもなく、現代人もまたついつい現実を恣意的に見てしまうものです。しかし、視ることを意識的に徹底しているはずの写真家が、見たいものだけを見、撮りたいものだけを撮る己のありように何の疑念も抱かなくなるのは、権力におもねるよりもさらに愚鈍に思えます。人であれば誰しもが陥りやすいことだからこそ、ものを視る人=写真家には「なぜ見るのか、なぜ撮るのか」という倫理的想像力と内省が必要とされるのではないでしょうか。常に問題は過信にあるのです。
 人間にとって重大だが極めて見えにくいものごとを、見えるようにできるのが写真です。と同時に、大事なことから人びとの目をそらさせ、見えにくくすることもできるのが写真だという戒めを忘れてはならないでしょう。
 さて、最後になりましたが、これまでLPに参加してくれた皆様と、販売にご協力くださった書店の方々、そして本誌を手にとって読んでいただいた読者の方々にあらためてお礼を申し上げます。
 今号に参加いただいた伊波一志さん、石垣克子さん、松本森男さんは連載途中となってしまいましたが、それぞれの作家活動は今後も続きます。読者の方々には今後とも温かい応援をお願いしたいと思います。(松本太郎)


LP#21
発行 photogenic person’s peace
発行日 2012年12月12日
限定500部
ISBNコードなし
定価(税込) 750 円
86ページ・B5

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裏表紙写真/松本太郎
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2012年11月16日

2012年11月16日 沖縄タイムス 展評・タイラジュン「白いゴーヤー」 評者・翁長直樹

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※クリックすると拡大します。
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2012年11月09日

2012年11月9日 沖縄タイムス 展評・豊里友行写真展「沖縄1999―2012」 評者・小橋川共男 「戦世と基地」果敢に挑戦

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※クリックすると拡大します。

LP#18で特集した豊里友行さんの写真展が開催中です。
小橋川共男さんの展評が沖縄タイムスに掲載されていました。
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2012年11月06日

LP#20 連続写真展 沖縄で/写真は

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◎連続写真展 沖縄で/写真は
伊波一志
中川大祐
石川琢也
小原佐和子
伊禮若奈
宮里秀和
小栗寿一
豊里友行
タイラジュン

シリーズ「復帰40 年」を問う
インタビュー◎写真家の想いを聴く 小橋川共男 (聞き手=タイラジュン・豊里友行・伊禮若奈)

〈写真〉
○伊波一志 母の奄美
○松本太郎 9・9県民大会
○松本太郎 e-gram 電子的フォトグラムの試みとして

〈銅版画〉
○石垣克子 風の通る塀

〈漫画〉
○松本森男 津田に住む

〈文〉
○松本太郎 匂い、記憶、夜 ニコンサロン写真展中止事件と日本人の歴史認識


LP#20
発行 photogenic person’s peace
発行日 2012年9月9日
限定500部
ISBNコードなし
定価(税込) 750 円
86ページ・B5
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2012年10月26日

2012年10月26日 沖縄タイムス 展評・宮里秀和「瞼の裏に月を見る」 評者・友寄寛子

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※クリックすると拡大します。

LP#5で特集した宮里秀和さんの写真展レビューが沖縄タイムスに掲載されていました。
宮里秀和さんはLP#5以外にも、多数写真を発表いただいています。
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2012年10月19日

2012年10月19日 沖縄タイムス 展評 伊禮若奈「one day」

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※クリックすると拡大します。
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2012年10月05日

2012年10月5日 沖縄タイムス 石川琢也「沖縄」 評者・ジャン松元 写真家の足跡を追体験

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※クリックすると拡大します。

LP#11でとりあげた石川琢也さん。
石川琢也「沖縄」写真展の展評が沖縄タイムスに掲載されました。
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2012年09月28日

2012年9月28日 沖縄タイムス 中川大祐「真栄原社交街×2002」 評者・土屋誠一 逃げ去る街の光景刻む

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※クリックすると拡大します。

LP#19でも写真を寄せてくれた中川大祐さんの写真展「真栄原社交街×2002」の展評(土屋誠一)が沖縄タイムスに掲載されていました。
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